2005年1月18日 火曜日
2005年9月公開予定の映画「忍 -SHINOBI-」(監督:下山天/主演:オダギリジョー、仲間由紀恵)で、松竹が一般向けフィルムファンドで製作資金調達をしています。企業向けのフィルムファンドはあるけれど、個人が投資できるものは日本初。投資すると、特別試写会招待状や非売品グッズ・DVDがもらえるほか、希望者はDVD本編終了後にクレジットされます。さらに、1000万円以上の投資すると、本編エンドロールにクレジット表記。いや、無理ですけど!
投資額は一口10万円からで、2月28日まで受付中。
◆「忍 - SHINOBI - 」オフィシャルサイト
◆「忍 - SHINOBI -」 フィルムファンド
◆松竹 ニュースリリース
ちなみに、元本60%保証型と元本90%保証型の2種類あり、前者の方がハイリスク・ハイリターンになっています。ホームページによると、満期時(2006年12月予定)に償還金額がプラスになるのは、目安として「興行収入:20億円 + レンタル売上:7千2百万円 + セルDVD売上:8億4千万円 」くらいから。セルの売上は販売価格の設定で変わってくると思うので何とも言えないので、興行収入だけに注目して「2003年 興行収入10億円以上の邦画」(日本映画製作者連盟)を参考にすると、「バトル・ロワイアルⅡ 」がこのあたりで、邦画年間ベスト7くらいには入らないといけません。しかし、このクラスはシリーズ/TV原作/人気監督などの力で入れるくらいで、完全オリジナルの作品はだいぶ難しいような気がする。よくて、±0くらいの儲けかな!? 実際は、儲けうんぬんじゃなくて、映画製作に投資すること自体を楽しむべきなんですけどね。
クレジットに名前入れてもらうのは良い記念になると思うけど、完成品がとんでもない駄作だったらちょっと恥ずかしいなぁ。。。ちなみに、監督:下山天の代表作はゲーム弟切草が原作の「弟切草 OTOGIRISO」(2001年)、桜井亜美のデビュー作イノセントワールドが原作の「イノセント・ワールド」(1998年)。
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