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2005年2月20日 日曜日

「着うたが大ヒット」は本当か?

夕刊フジBLOGにこんな記事があったので、ちょっと考えてみました。

◆「着うた」使ってますか?(夕刊フジBLOG)

【利用者側の視点】
・中高生などの若者について想像の上でいえば、自分専用のPCを所有していない場合、必然的に携帯をPDAとしてヘビーに使い回しているはず。だとすると出来る限り、メール、電話、スケジュール、音楽などは携帯電話上で一括管理したいと考えるはず。
・最近の携帯電話は、専用機ほどではないにしろ音楽プレーヤーとしても実用できる機能が搭載されている。

→ 携帯電話で音楽を聴きたいと思うのは、自然な流れ。(若者限定)

【原盤会社側の視点】
・PC用音楽配信が各社おそるおそる歩んでいる状態なので、コピー防止のライセンス管理が徹底されていて安全な着うた事業はプッシュしたい。
・着メロ自体が原曲CDのプロモーションになる。
・本来取りこぼしていた層からの利益を得られる。

→ 制作側にデメリットは無い。

【配信側の視点】
・MIDIデータ制作の行程が不要で、音声データのコンバートさえできれば即配信できる状態になる。
・MIDI制作会社を介さないのでコストを圧縮できる。

→ 配信側にデメリットは無い。

【まとめ】
 ということで、制作・配信側のメリット先行で推進している感が強いです。統計データなどの裏付けはとっていないので推測の範疇ですが、中高生・大学生あたりの層を狙っていけば需要と供給がマッチしそう。それに、携帯料金を親が払っている場合、CDを買うのと違って親の財布で音楽が聴けるというからくりもあるんじゃないかと思う。
 ただし、ダウンロード数は確実に増えているんだけど、普及している着うた携帯1台あたりのダウンロード数を見てみないと、着メロなんかと比較して特別人気があるのかどうかは読めないと思う。着メロなんかの統計を引き合いに出してこないところを見ると、実質「着うたが大ヒット!」というのは、auの宣伝文句じゃないですか?

…とか言いながら、着うたに興味ありありな私。

※この記事は、勝手な推測で好き勝手言ってます。ご了承ください!

--2005.02.21補足
トラックバック先の夕刊フジの視座とはずれますが、上記エントリーは音楽配信事業の一環としての着うた事業について書いたものです。ご指摘があったので念のため。
- 関係ありげなモノ -
2005年2月20日 03:47 | Permalink | コメント(5) | トラックバック(0)
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コメント(5)

bitte | 2005年2月20日 08:22 | 返信

電話をかけている人間の視点
周りにいる人間の視点
これらが欠けていると思います。

かかってきている電話を放置して着うたに耳を傾ける行為は彼らにとってメリットはあると思えません。

デジタル家電関連の新規技術はビジネスメリットしかない場合が多い一方、個人主義を助長するような動きが強いので、目新しさに気をとられずきちんと流行を見定めるべきと考えます。

ちなみに私はメーカーの一員です。

tasa | 2005年2月21日 02:28 | 返信

bitteさん、コメントありがとうございます。なるほど、確かにそうかもしれませんね。

このエントリーは、夕刊フジの記事の論旨からは遠ざかっているので誤解を与えたかもしれませんが、着うたを着信音として使用する前提で書いていませんので、発着信時の利便性については考慮していません。音楽配信事業の一側面という視座でとらえてみました。というのも、最近スタートした着うたフルなどではよりその傾向が強いと思われますが、着信音として利用されるより携帯所有者が再生して楽しむ機会の方が多いはずだと感じるからです。

では、一応周囲や発信者の視点を考えますと、CMでは着信しているにもかかわらず曲を聴き続けるというシーンがありましたが、それは高音質をアピールするCM上の演出ですから、実際はまともな人間ならばすぐに電話に出ますよね。このサービスは、自分の好きな曲を高音質なサウンドで使用できるというところに愛着を感じるのであって、実際は着信中に一連の曲を楽しむという趣旨ではないと思います。そもそも、着うたに聞き惚れて電話に出なければ、友人や取引先を失うだけですから、そんな馬鹿はいないでしょう。また、電車で着うたをまき散らすというのはマナーモードにしていない時点で問題外ですし、これらは利用者の節度の問題です。そこまでフールプルーフな発想で言うあれば、通常着信音のマナーやその他様々な機能が配慮の対象となってしまうのではないでしょうか。携帯キャリアやメーカーの企画・開発の段階では、あらゆる使用ケースを想定して社会的な影響を考慮されるのも当然とは思いますが、そもそもこのブログでそういうところを論じても面白くないでしょう(笑)

最後に、
提案された商品・サービスを最後のふるいにかけるのは消費者ですから、企業利益優先のものを押し付けても使用上不快感や不利益のあるものならば淘汰されるはずです。

長文になりました。

bitte | 2005年2月21日 08:41 | 返信

tasaさん、

まず私のコメントがやや配慮にかけた文章にもかかわらず、丁寧にコメントしてくださったことに感謝の意を示させていただきます。ありがとうございました。

最近日本から離れている関係上、着うたフルなるものがどのようなものか、またどのように展開されようとしているのか全く知らず、最近の音楽配信事業の傾向に対する視点が欠けていた状態でコメントしてしまったことに反省しています。

着信音に対するコメントに関してですが、まず私とtasaさんが共通認識をもっていることに安心しました。私が常識と思っていることは当然のように認識しておられており私がコメントするまでも無かったようです。失礼いたしました。

しかしtasaさんのように常識を持った人間がどれだけいるのか、周りの風潮に流されてしまう人間がどれだけいるのかやや不安です。

一点だけ、消費者にとって不利益なものは自然淘汰されるという点に関して付け加えさせていただきます。自然淘汰は社会現象によって起こり、その社会現象は一個人の行動から端を発することもあります。そのため公の場に発言する際には間違った社会現象を起こさないように配慮すべきと私は考え、先のコメントを入れた次第です。

潔癖な社会での自然淘汰ならば正しい方向に進むことを待つ姿勢でよいと思いますが、現代社会では個々人が責任を持った発言をしないといけないと考えました。言い訳がましいですが、これが私のコメントの理由です。釈迦に説法かもしれませんね。説教がましくてすみません。

こういう意味で、今回tasaさんが丁寧にコメントしてくださったのは非常に価値があることだと思います。
あらためてありがとうございました。

tasa | 2005年2月23日 00:19 | 返信

bitteさん。再訪問ありがとうございます。
自然淘汰の点ですが、おっしゃるとおり、社会的によろしくないものが必ずしも淘汰の対象になるとも限りませんね。勉強になりました。

ジダン | 2005年4月11日 19:40 | 返信

・MIDIデータ制作の行程が不要で、音声データのコンバートさえできれば即配信できる状態になる。

・・・とのことですが、その肝心の「音声データ・コンバート」が出来るツール(ソフト)が市販されてないんですよね。。。これも携帯キャリアとレコード会社が結託して、一般の事業者には着うた配信させないようにしてるのかな?

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