2005年5月31日 火曜日
永井豪の名作コミックスを実写化した映画「デビルマン」をレンタルDVDで鑑賞。有名人は多数出演していますが、どれも必然性のあるキャスティングとは思われず、各種タレントの顔見せ映画のようになっていて、演技力も全体に物足りなく感じました。シナリオも原作を踏襲しつつ時間内におさめようとしたのが裏目に出たのか、抑揚がなくつながりも不自然でいまいち世界に入り込めず、ウリのはずのCGシーンもエフェクトが甘いのか輪郭が出過ぎていて空気感がなく、ゲームっぽい感じで総じて駄目。
出演者のなかで一番おいしかったのはきっとボブ・サップ(笑)。他の出演者たちは出演した事で痛手を追ってしまったような。仲間に追われる、鳥肌実にはややウケました。
同じ日本の旧作コミックス原作としては、宇多田ヒカルの旦那である紀里谷和明監督の「CASSHERN」の方がよほど良い。こちらもラスト周辺の青臭さが一部では酷評されてますが、CGも脚本もオリジナリティーがあり、作品性を感じます。キャシャーンもそうでしたが、日本の漫画原作映画の主役は若手男性タレントの映画入門の踏み台にされる図式ができてきているのが不満です。もっと演技力を持っている人に主役をはってもらいたい。
那須監督はこのあと哀川翔主演の「真説 タイガーマスク」を遺作にして亡くなられました。デビルマンが遺作じゃなくてよかったですね。と思ったけどタイガーマスクも評判が悪い模様。何ともいいようがございません…。ご冥福をお祈りします。
この映画は、小中学生向けでゴジラとかガメラとかの一つ上あたりの客層を狙ってると思った方が、良いかもしれません。またはテレビの○○戦隊○○マンの類い。
というわけで、星一つ。残念。。。[★☆☆☆☆]
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