2005年6月 9日 木曜日
The Forgotten [Original Motion Picture Soundtrack]
ジュリアン・ムーア主演のサイコ・サスペンス…と思いきや、後半はオカルトに。母性本能・親子愛を描いた部分はなかなか良かったですが、オチが弱い。
■キャスト
主演のジュリアン・ムーアは落ち着いた女性の存在感を漂わせて素敵です。そして、どうでもいいですが、見れば見るほど松坂慶子に見えてきます。僕の好きなゲイリー・シニーズも医師の役で出演。その他もはまり役ですね。
■シナリオ
途中まではサイコサスペンス風の展開でなかなか面白いのですが、後半では突如オカルトに走りだしやや強引な展開に温度差を感じる。予告もサイコ・サスペンスを思わせる作りになってるので意外でした。ゲイリー・シニーズ演じるマンス医師が思わせぶりに振る舞った割に終盤微妙なポジションで終わってしまうところも残念。
■映像/小道具/大道具
人が拉致される映像はすごく特徴的ですがシュール過ぎて笑っちゃう。車や家屋の選択、小物選びなどはセンスがよく、いい雰囲気出してました。
■音楽
James Hornerの音楽は最高です。必要以上に不安をあおらず、和音展開がさりげなく面白いし厚みの出し方も素晴らしい。機能を充分に果たしています。さすが大御所。
■まとめ
「ハイド・アンド・シーク〜暗闇のかくれんぼ〜」もそうでしたが、「シックス・センス以来の衝撃」とかいうコピーがつくと、途中で急な展開でびっくりさせる気なんだろうなと構えてしまうので、面白さ半減です。僕の場合、観る前にはこのコピー知らなかったから影響なかったですが、アレ系はM・ナイト・シャマラン監督に任せとけば良いと思います。
ジュリアン・ムーアが好きという方には存分に楽しめると思いますし、そうでなくても期待しないで見ればそれなりに。
という訳で、星3つの凡作かな。[★★★☆☆]
トラックバック(0)
このエントリーのトラックバックURL: http://opus77.net/mt6/mt-tb.cgi/326
・無関係な内容のトラックバックは削除いたします。
コメントする