2006年3月12日 日曜日
「TRICKの監督による、TRICKシリアス版」といった感じ。
PlayStation2用ゲーム「SIREN2」をベースにした、ジャパニーズ・ホラー映画「サイレン」。“音の恐怖”へこだわったというだけあって、獣が叫ぶようなサイレンの音は恐怖を駆り立ててとても素晴らしい。見所は暴れる森本レオ。
29年前に全島民が謎の集団失踪をした離島「夜見島」。そこへ、弟の病気療養のために引っ越して来た一家。鉄塔のサイレンが鳴り響くと予測不能な謎の数々が・・・。
■キャスト
主演市川由衣。ココリコ田中が医者の役で重要な役割を果たしている。堤幸彦監督の映画だけあって、TRICKと共通のCAST(阿部寛や、脇役のおじいちゃん)が、この映画にも出てくる。怪しい外人を使うのもTRICKと一緒。もう少し、阿部寛がメインで活躍するのかと思っていたけど、あまり出ていなくて残念。(非常に重要な役で、演技も素晴らしかったですが。)
■シナリオ(ネタバレ注意!! これから観る予定の人は、読まないでください。)
途中までは、島の謎に迫るミステリーホラーかと思い見ていたが、最後はサイコ&自分だったオチ。シックスセンス以降、この手のオチが多くてちょっと飽きた。人魚→サイレン, LIVE→EVIL, DOG→GODという外国文化の流入した島という設定を活かしたギミックは面白いけど、オチをサイコホラーにしてしまったために、全てがリアルなものだったのか、主人公の脳内での出来事だったのかが曖昧になって、折角の仕掛けが適当に処理されているのが残念。
■音楽
音楽は、「世にも奇妙な物語 」でおなじみの蓜島邦明。効果音的な音使いが多く、良くも悪くも、あまり音楽の存在を感じさせない。
・蓜島邦明オフィシャルサイト「Haishima DNA」
http://www.haishima.com/
■まとめ
地方集落とそこに伝承される文化、不可解な儀式というテーマでTRICKとの共通点が多い。音響効果、音楽の使い方も堤幸彦監督のお約束パターン。結局、人魚伝説が本当だったのかどうかが曖昧に終わってしまい、歴史の解明というところが綺麗に片付いていないのが、消化不良。でも、ロケーション、セットや音響効果はいい雰囲気を出していて、確かに怖い。暴れる森本レオのシーンはシュールで本当に笑いそうになった。
[★★★☆☆]
・サイレン公式サイト
http://www.siren-movie.com/
・ゲーム版のサイレンはこちら。
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