2006年9月24日 日曜日
ヒジョーに分かりやすく、映像・音楽ともスピード感のある映画。若者同士のイザコザを背景に、若者が考える大人の世界や車への憧憬を具現化。ガイジン(!)から見た、変な日本が突っ込みどころ満載で逆に愉快痛快。これほどまでに頭を使わない娯楽作は数年ぶりに観た。(褒め言葉デスよ)
■シナリオ
アメリカで無茶しすぎた正義感ある高校生の主人公が、少年院にぶち込まれるのを避けるために離婚した父の住む日本へ逃亡。なぜかいきなりチンピラと女をめぐり対立関係になり、なぜか公道で追いかけっこしたり、なぜかドリフトレースでカタを付けるハメになる。んなアホな。
勝負に乗る車がなくなってしまい、修理中の親父のマスタングにスカイラインのエンジンを載せてしまうあたりは、日米の協力を表現したなかなか粋な演出でした。
■キャスト
ショーン・ボスウェル: ルーカス・ブラック
トゥインキー: バウ・ワウ
ニーラ: ナタリー・ケリー
D.K.(タカシ): ブライアン・ティー
ハン: サン・カン
モリモト: レオナルド・ナム
ショーンの父: ブライアン・グッドマン
カマタ組長: 千葉真一
レイコ: 北川景子
本物の元祖DK(Drift King)土屋圭一が釣り人でゲスト出演。その他、妻夫木聡がレースのスターター役でちょこっと出演など、日本への目配せも忘れていません。ピエール瀧と 中川翔子も出ているそうですが、見つかりませんでした。
■音楽
Teriyaki Boyz、5.6.7.8's、Dragon Ashなど日本人アーティストが参加。Brian Tyler & Slash(元Guns'n'Roses)の楽曲「Mustang Nismo」がかっこいい。今を感じる新鮮でノリの良い楽曲が豊富です。
■映像
渋谷、新宿などの見慣れた風景がスクリーンに登場するのは、観ていて不思議な気分です。特に渋谷のスクランブル交差点でのドリフトは見物。ちなみに、この映画の市街地走行はほとんどCG合成なので、よゐこは真似しないように(本当にやったらただの交通犯罪者)。
変なところに鳥居があったり、パチンコ屋の奥にチンピラのアジトがあったり、親父の住んでいる家がいくらなんでもボロすぎたりと、色々突っ込みどころはありますが、むしろこういったところを楽しみましょう。ところで、ショーンがアメリカで乗っていたマスタングの車内にタバスコがあったのは何故??
■まとめ
なんというか、ノリ的には週刊少年マガジンの連載漫画という感じ。ところで、ちょっと前までは、この映画に出てくるような車は大黒PAに行くとたくさん見れましたが、最近はどうなんでしょう。規制が厳しくなったと聞いたような。車が好きで、変な日本を受け入れる事が出来れば、このスピードとアクションは楽しめるでしょう。
[★★★★☆] (4/5)
■関連リンク
・ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT - 公式サイト
http://www.wx3.jp/
■おまけ:日本が舞台の外国映画
相変わらずアメリカ人には、ヤクザとチンピラと暴走族の区別や日本人と中国人のがつかず、また、日本は狭くて高密度、路地裏では屋台・湯気というイメージが強いようです。同じように変な日本が見られる「ブラック・レイン」を思い出してしまいました。というか、おそらくこのイメージを植え付けたのがブラックレインそのもの。故 松田優作のキレる演技、ハリウッド俳優ガッツ石松の迷演技(笑)が見れるので、11月に発売されるリマスター版で是非観てほしい。
こちらはフランス人が描いた変な日本。
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