2008年7月21日 月曜日
ジム・キャリー主演のサスペンス。昨年12月、劇場で鑑賞。既にDVDも出ており、やや遅い感もありますが、なかなか印象に残る良作だったので改めてレビューします。監督は「オペラ座の怪人」、「フォーン・ブース 」でおなじみのジョエル・シューマカー。
主人公ウォルターが手にした一冊の本。その物語は、背筋のぞっとするような殺人ミステリーだった。自らの生い立ちに酷似した内容と、まるで何かを暗示するように度々挿入される"23"という数字。読み進むうちに、小説の中の出来事が現実の世界とリンクしはじめ、周囲では次々と事件が起こり始める。そしてそれは、決して単なる偶然ではないことを知る--。(公式サイトより引用)
ジム・キャリーは、「マスク」が代表するようにコメディ俳優として知られていますが、実はシリアスな演技も印象深い俳優です。本人も、コメディ作品の強い印象が仕事の幅を狭めている事を気にしているような節がありましたが、1998年の作品「トゥルーマン・ショー」ではシリアスとコメディを絶妙なバランスで交錯した演技をみせ、以降、幅の広い演技の出来る俳優として評価を得ています。本作では、そんな彼の多重人格的要素が一人二役(主人公ウォルターと小説の主役)の演出に活かされています。
セットや小道具の質感が高く、また、これらがよく見えるという事は撮影の品質も良い。ストーリーには多少強引なところもありますが、たまたま古本屋で手にした本から"23"という数字に翻弄され、最終的に主人公自身のもつ謎が解明されていくあたりは、派手すぎず硬派にまとまっており、ジョエル・シューマカー監督の手腕が伺えます。こういう作品はもっと世間に評価されていいと思うんですけどね...。ちなみに、ナンバー23はジョエル・シューマカー監督の23番目の作品だそうです。
星4つ[★★★★☆]
・ナンバー23 公式サイト
http://www.number23.jp/
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